寿命

一週間があっという間に過ぎていきます。
齢重ねるごとにそれは加速度を増していくかのようです。
六十歳の安西マリアさん、そしてカリスマバイヤーの藤巻さんはまだ五十代だ。
人間の寿命なんて天のみぞ知るだ。
四十代、五十代は、まだ先があり、やがて命の有限性がチラチラ、ふとした折に浮かんでくる。
颯爽として端正で気品のある顔立ちの宇津井健さん。
彼を一躍有名にしたザ・ガードマンを、子供の頃に白黒画面で見ていました。
ブラウン管やスクリーンの中の人達は、その時折の思い出とともに永遠の存在のように思わせながら、やがてその終わりを知るに一抹の寂しさを感じるのです。
普段は気がつかないけれど、八十二歳と聞けば、宇津井健さんだって、相応の寿命が来たんだと納得せざるをえない。
いずれにしても命の上限というものを考えれば、あっという間に後方に過ぎていく一日一日の大切さが分かってきます。

未だ好奇心多く感動することも多い私が、同じく終わりない成長を求めて参加する学びの場で、いつしか私が最年長者であることも多くなってきました。
一瞬、いつまでも若い人たちに交わらさせてもらうことに多少恐縮もしながら、それでも、学ぶ心はまだ強く存在しているからいたしかたない。

尽きぬ成長心と寿命。
上に目指す線と有限なる命の下降線。
いつかこの互いの線が交わる時がやってくる。
The Endまで終わりそうのない向上心と好奇心。

大切な有限の命を思えば、日々の重みがのしかかる。
酒を飲む場も人との交わりも、一層無駄はできなくなるのです。
例え一人酒場で飲む時も、大切な、人生のいっ時をやり過ごす場としたい。

人生いろいろあったとして、これまで大病なくやってこれたとしたら、健康体に産んでくれた親に感謝しなければならない。
身を病床におきながら頑張っている人達がいることを考えれば、何をぶつぶつ不平不満を言っているんだあんた達。と言うことになる。
何れにしても、寿命は天に預けて、今日という日に最善を尽くそう。

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