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対人関係

例えば、A対B対C対Dという人間関係において、凡そ何人にも臆することのないAがいたとしましょう。
才長け社交的、誰よりも先陣をきる程行動的なAは、何時も場の中心的にいて、BもCも軽々統御できているようですが、何故かDには、対峙して弱さを持つようです。

弁に長けることもなく控えめ、自らを取り繕うことに疎く、AにもBにもC対しても、どちらかというと、行動において後塵を拝するようなD。AもBも苦手とするCが、何故かAの苦手とするDに対しては、何等臆することもなく、本人も意識しない緩やかな人間統御ができている。

A対B、A対C、A対D、B対C、B対D、C対Dの関係。人それぞれが得意とするところと苦手とするところ。弱点と強み。惹かれるところと興味を持たないところ。権力や権威に反応するAとそのようなもの、微塵も思わないD。故に、人間関係においては、あまり考え過ぎないことです。

合う合わないは誰にでもある

合う合わないは誰にでもある。それらに振り回され続ける人になるより、大切なのは、心眼と自己確立。自己確立できなければ、結局、烏合の衆として、その他大勢のなかに埋没し翻弄され続ける人生を送ることになるのです。
踵を返せば、ほら、心穏やかになる対象は幾らでもあることに気づくでしょう。

心を疲弊させ、何時しか自分が自分でなくなることのないように。
人付き合いが苦手で立ち回り上手くなくとも、あなたが、道端に遊ぶ猫を手招きして頭を撫でるような人であれば、それはもう、誰よりも上等な心をもっている。
善に立脚した姿勢は、如何なる時にも自分を支え、相応しき人の縁を生むことを信じましょう。2015.11.25

相談Dr.Next